人事公募案内

2025年4月から学術変革(A)「精密数値計算が切り拓く宇宙の量子物質科学」(領域代表:肥山詠美子)が発足しました。本領域では、宇宙の量子物質の形成・進化の解明に革新を目指します。具体的には、宇宙元素合成過程の解明、星間分子の進化過程の解明、中性子星内部物質の解明を、高精度「有限量子多体系計算法」を確立することで目指します。

詳細は、https://qm-science.org/をご覧ください。下記の班では、本研究領域の推進に理論面から参画する研究員等を合計で最大で6名の研究員を募集予定です。

A01班肥山詠美子(東北大/理研)’10体を超える量子系の厳密計算への挑戦’
A02班吉田賢市(阪大RCNP)’密度汎関数法の精密化で挑む元素の起源と高密度核物質の物性’
A03班金森逸作(理研)’有限量子多体系計算の統一プラットフォームの構築’
B01班岩國加奈(電通大)’全自由度量子化学と光コム精密分子分光で解き明かす核の量子効果’

今後、各班から公募の案内がなされます。まずは、下記のようにA01班から2名の研究員を募集します。
A03班も公募を開始しました(2025.6.27)。

公募 A01班

公募人員特任研究員 2名
所属理学研究科物理学専攻
任期2028年3月まで(評価の上さらに2年間延長可)
職務内容少数多体系、および有限量子多体系数値計算が実行できる方で、A01、A02,A03に跨って研究の貢献をする。スーパーコンピュータを活用した数値計算を実施し、計算のアルゴリズムの開発を実施する。
着任時期2025年9月1日以降のできるだけ早い時期、2026年4月1日を超えないことが望ましい。
給与月額45万円程度、経歴による。
通勤手当支給。雇用保険、社会保険加入。
応募資格博士の学位を有しているか、または着任時までに取得見込みであること。
提出書類1)履歴書(東北大学指定の様式を以下のURLよりダウンロードして使用すること。)
URL: https://c.bureau.tohoku.ac.jp/jinji-top/external/resume_cv/
2)業績リスト(論文、著書、学会発表、受賞など)主要論文3編以内に印をつけること。
3)これまでの研究の概要
4)これからの研究計画
5)推薦書または意見書2通(作成者が下記の宛先に別送)
公募締切2025年8月22日(金)日本時間17時厳守
選考方法書類選考の後、必要に応じて面接選考を行う。
書類送信先および問い合わせ先東北大学大学院理学研究科 肥山詠美子
電子メール:emiko.hiyama.a3@tohoku.ac.jp
電話:022-795-6456

応募書類はpdf形式で作成の上、下記の宛先に電子メールで送信し、受信確認の返信を受け取ること。電子メールのsubject欄には「学術変革(A)助教応募書類」と記すこと。推薦書または意見書も同様にpdf形式とし、subject欄に「学術変革(A)特任研究員(応募者の名前)」または「学術変革(A)意見書(応募者の名前)」と記した上で下記宛先に送信すること。送信後、受け取りのメールを24時間以内に送る予定。受け取りがない場合は、下記の問い合わせ先に連絡のこと。

なお、東北大学は共同参画を推進しており、多様な人材の積極的な応募を歓迎しています。

  • 東北大学には全学教職員が利用できる川内けやき保育園(定員30名)、青葉山みどり保育園(定員100名)があり、全国の国立大学の事業所内保育施設として最大規模の保育環境が整っています。また、大学病院内に軽症病児・病後児保育室もあり、全学教職員が利用できます。
  • 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律第8条に基づき女性教員の在籍率を改善するための措置として、公正な評価に基づき職務に必要とされている能力が同等と認められる場合は、女性を優先的に採用します。
  • その他,本学の両立支援,研究支援等の詳細及び共同参画の取組については、下記URLをご覧ください。
    男女共同参画推進センターWEBページ http://www.tumug.tohoku.ac.jp/

公募 A02班

[1] 特任助教(1名)大阪大学; Specially Appointed Assistant Professor at Research Center for Nuclear Physics, The University of Osaka

[2] 研究員(1名)東京科学大; Postdoctoral Researcher at Institute of Science Tokyo

公募 A03班

特別研究員1名、所属は理化学研究所計算科学研究センター(神戸)になります。2025年7月25日以降選考開始で、適任者が見つかり次第締め切ります。詳細は理化学研究所の以下の採用情報ページをご覧ください。

公募 B01班

B01班では下記の横浜市立大学・特任教員を募集します。

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生命ナノシステム科学研究科 物質システム科学専攻 計算物質科学部門(特任教員)の募集について

横浜市立大学では、大学院生命ナノシステム科学研究科物質システム科学専攻計算物質科学部門(量子物理化学研究室)において、下記の分野を研究していただける方を広く公募いたします。

1.概要

職務内容・職位・人数

求人内容

<分野> 計算化学、理論化学、量子化学、材料科学、生命科学、データ科学

<主な職務内容>

量子物理学研究室では、立川仁典教授、島崎智実准教授、北幸海准教授と協力して研究活動を行っていただきます。私たちのグループでは、量子化学や分子動力学法といったシミュレーションや、データサイエンス手法を駆使して、物理学・化学・生物学分野での新領域を研究しています。研究室のWebPageをご参照ください。

今回の公募におきましては、学術変革領域A「量子物質科学」(領域代表:肥山詠美子(東北大)、2025年4月~2030年3月)のB01班「全自由度量子化学と光コム精密分子分光で解き明かす核の量子効果」に関する理論研究を他の計画班と連携しながら、関連する量子化学、分子動力学、データサイエンスに関する理論研究を推進していただきます。

職位 特任教員(経歴・業績に応じて、特任准教授、特任講師、特任助教、もしくは特任助手、となります)

人数 1名

2.応募資格

研究に意欲を持つ研究者。博士号取得者、または博士号取得見込みの大学院生。シミュレーションやデータサイエンスを用いた研究経験があることが望ましいですが、意欲があれば特段の経験は問いません。

3.就任予定年月日

2025年10月1日着任予定(応相談)

年度毎に、契約更新いたします。更新は、従事している業務の進捗状況、勤務成績、勤務態度、健康状態等を考慮のうえ判断します。ただし、在職できる期間は、2030年3月31日を限度とします。

4.応募方法

(1)応募書類

  1. 履歴書(写真貼付)
  2. 研究業績リスト(原著論文、総説、国際会議発表等)
  3. 研究業績の概要(A4で2枚以内)と今後の研究抱負(A4で1枚以内)
  4. 論文PDFファイル(主要論文3編以内)
  5. 意見を伺える方1名以上の名前と連絡先(電話番号、メールアドレス)

(2)応募方法、応募先・問合せ先

上記書類の電子ファイルを以下のメールアドレスにご送付ください。

公立大学法人 横浜市立大学大学院生命ナノシステム研究科 立川仁典

tachi@yokohama-cu.ac.jp

 ※2~3日以内に当方から受信確認メールが届かない場合はお問い合わせください。

(3)提出期限 2025年9月12日(金)締め切りですが、採用が決定次第、公募を終了します。

5.選考方法

書類選考・面接

書類選考の合格者に対しオンラインもしくは対面により面接を実施します。連絡に電子メールを利用しますので、応募書類にメールアドレスを必ず記載してください。

6.待遇

【勤務条件】週3~5日、※勤務時間は応相談。従業規則は本学の規定による。年次休暇、夏季休暇等。

【基本賃金】本学の規定により、年俸制を適用し、資格、能力、経験等に応じて決定した額を支給します。通勤手当は本学が定める支給要件を満たした場合に、本学規程により算定した額を支給します。社会保険・雇用保険への加入は勤務時間に応じて規定により決定します。

7.勤務地

横浜市立大学・大学院生命ナノシステム科学研究科

金沢八景キャンパス (横浜市金沢区瀬戸22-2)

横浜市立大学金沢八景キャンパスの最寄駅は、京浜急行本線・金沢八景駅です。金沢八景駅までは、横浜駅から約20分、品川駅からは約40分でお越し頂けます。

8.備考

(1)本件公募によって採用される方は、公立法人横浜市立大学が定める規定に基づいて、公立大学法人横浜市立大学と雇用契約を締結していただくことになります。
(2)ご質問はE-mailでお願いします。
(3)応募書類は本選考のためだけに使用します。選考後は責任をもって破棄いたします。